目薬のさし方!げんこつ法って知ってますか?
目薬ちゃんと使えてますか?
最近ではCMなどで目頭を抑える映像がよく流されているので、目頭を抑える人が増えていると思いますが、なぜ抑えるのか知っていますか?
目薬は1回何滴必要か知っていますか?
目薬ちゃんとさせてますか?
ネット社会の現代、目薬を使う人は増えていると思います。
という事で、目薬についてまとめたいと思います。
目薬の種類
実は目薬といっても色々な種類があります。
種類は以下の通りになります。
- 水溶性点眼液(要するに水)
- 懸濁性点眼液(濁ってる)
- 油性点眼液(油っぽいもの、製品は少ない)
- 涙の成分と反応してゲル化するもの(目の表面に留まりやすくなる)
があります。
水溶性のものが1番多く、皆さんがイメージする目薬でしょう。
懸濁性は薬が容器の底に溜まるので、使用前に振らなきゃいけません。
油性はあまりないイメージです。
ゲル化するものは目の表面にとどまる事で効果を長続きさせます。
また、成分としては
- 菌やウイルスを殺す薬
- アレルギーを抑える薬
- 腫れや赤みを抑える薬
- ビタミン入りの薬
- 眼圧を下げる薬
- 白内障の進行を抑える薬
などがあります。
使い方
続いて目薬の使い方となります。
- 手を洗います。
- 1滴分指します。
- 1分程まぶたを閉じます、目頭抑えるとさらに効果的で副作用も抑えられます。
文章にすると簡単ですね!
それでは解説して行きます。
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手を洗う
手を洗う理由は細菌やウイルスなどの付着を防ぐためです。
洗っておけば目や容器の先端にもしも触れてしまった時に汚染せずにすみます。
容器の先端だと、その後菌が繁殖する可能性もありますので、洗っておくのがベターです。
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1滴分指す
1回の点眼で何滴も指してしまう人いませんか?
実は目が保有できる水の量って約0.02mLと言われています。
それに対して、目薬1滴の量は通常0.04〜0.05mLと言われています。
なので、1滴で十分なわけですね!
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まぶたを閉じて、目頭を抑える
点眼薬は眼球に薬を浸透させる必要があります。
この時、まばたきをしてしまうと目から溢れてしまって薬が流れ出てしまいます。
また、目頭の裏側には鼻や口に繋がる管があるので、抑えておかないと薬が浸透する前にそこから流れ出てしまいます。
薬の成分によっては口に流れ出たものがそのまま吸収されて副作用として出ることがあるので、心臓病や喘息持ちの人には注意が必要な時があります。
目薬がうまくさせない人へ
目薬さすのって慣れるまで難しいですよね!
普段指していない人がいきなり目薬を処方されてもさすだけで一苦労だったりします。
そんな人に少しでも指しやすくなる様な方法を簡単に紹介します。
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げんこつ法
簡単なのでオススメです!
- 指す方と逆の手を親指を内側に入れて握りげんこつを作ります。
- げんこつの人差し指部分で下まぶたを引っ張ります。
- 上を向き、げんこつの上にさす方の手を乗せ点眼します。
これだと、さす方の手が固定されるので震えることなくさせる、げんこつでが目の近くにあるため大きく外れることが少ないといったメリットがあります。
うまくさすことができない人は試してみてください。
2種類以上処方された場合
目薬が複数処方された場合にはいくつか注意するべき点があります。
- 5分程間隔をあける
- 順番がある場合には特に注意!
こちらも簡単に解説して行きます。
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5分程間隔をあける
上にも記載している通り、目の容量の関係ですぐに入れてしまうと、新しく入れた方の液体がほとんど溢れ出てしまいます。
そうすると、ほとんど効果が得られないことがありますので、間をあけてください。
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順番
これに関しては、順番がある場合には薬剤師から説明がしっかりとあると思います。
実はただ目薬といっても、水っぽいものや濁っているもの、涙の成分と反応してドロドロになるものなどがあります。
例えば、ドロドロになったものの上に水を入れてもはじかれてしまうというのは想像できるかと思います。
そのためより全ての効果がしっかりと出るために、水溶性→懸濁性→油性→ゲル化するもの という風な順が勧められております。
別に医師の指示があった場合にはこの順番ではない時がありますが、基本はこの順番になるかと思います。
とは言っても、どれがどれかなんてわからないと思いますので、順番がある場合には医師または薬剤師からしっかりと説明があると思います。
目薬する上での注意点
- 目薬容器の先端部は目尻や目頭につけないこと
→上でも書いてますが目薬が汚染されます。
- 目のまわりに落ちた液を流し込まないこと
→まわりの異物ごと目の中に入ってしまいます。
- コンタクトレンズをしたままささないこと(一部)
→コンタクトレンズの変形や着色が起こります。
- ものもらいなど細菌感染による目の病気で片目の処方をもらった場合は絶対に両目にささない
→細菌がもう片方の目に移り、両目共感染する可能性があります
ということで、目薬についてまとめてみました。
普段薬を使わないという人でも市販の目薬を使ってたりする人はいると思うので、参考にしてみてください(^^)