病院薬剤師さささっぽのブログ

3年目の病院薬剤師! 薬剤師として未熟者です。わかりやすくをモットーに薬や医療の話をする他、風景、夜景、星空など写真を撮ったものの紹介、雑談もします。

マスクのつけ方はずし方!うつらないために

 

みなさん、普段マスクしてますか?

私はつけるべきところではちゃんと着けますが、あまり風邪を引かないですし、呼吸しづらくなるので普段はあまりつけません!

しかし、医療従事者として患者にうつさないためにもそろそろつけなければならない時期になってきました。

そうです、冬です!

ウイルス感染の季節です。

もう既に流行っておりますが、そろそろ本格的にインフルエンザの季節が来ます!

インフルエンザについてはこちらを↓↓

 

www.sasasappoblog.com

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インフルエンザの予防としてはワクチンやマスクが勧められています。

ですが、マスクしっかりと着けれてる自信ありますか?

古いデータではありますが、とある製薬会社が出したデータで、「マスクを正しく使用できていない人が73%いた」という結果もあります。

 

本格的にはやる前に、マスクの付け方などについて知っていただければと思います!

ということで、今回はマスクについてまとめていきます!

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マスクをつける目的

さてまずはマスクをつける目的についてです。

マスクは外側からの菌やウイルスの侵入を防ぐとともに、内側から他人に菌やウイルスを拡散しないために使われます。

花粉を防ぐ目的でも使われていますね(^^)

その他、防寒、すっぴんを隠すなど、マスクをつける理由については人それぞれかもしれませんが、今回はあくまでも菌やウイルスの話について取り上げさせてもらいます。

 

正しいマスクのつけ方

マスクの効果をちゃんと発揮させるにはしっかりとつける必要があります。

正しくマスクをつける順序としては

  1. 手を洗う
  2. 表裏、上下の確認
  3. 装着する

となります。

簡単にそれぞれの項目について説明していきます。

 

  1. 手を洗う

    「マスクつけるだけだろ、手なんて洗う必要ないよ」って思った方?

    手を洗わずにマスクの内側に触れてしまうと菌やウイルスが付着してしまう可能性があります。

    外側から菌やウイルスの侵入を防ぐ目的で使われるのに、使用前から内側にいたんじゃ意味ないですよね?

    そのために、まずは手を洗うとこからスタートします。

  2. 表裏、上下の確認

    立体型タイプのマスクでは表裏も上下も見ればわかるので問題ないと思いますが、プリーツ型というヒダがついたタイプではしっかりと確認を行う必要があります。

    表裏

    メーカーによって違ったりもするので、購入したマスクの説明書をみていただくのがベストです。
    一般的に紐とマスクの繋ぎ目がある面が外側になるものが多いかと思います。
    繋ぎ目の部分を内側に入れてしまうと、そこの部分で顔とマスクの間に隙間ができてしまうため、せっかくのマスクが台無しになります。
    そのため外側が多いですが、中には違うものもあるみたいなので注意です。


    上下

    ワイヤーが入っているタイプですと「ワイヤー側が上」になります。
    これに関しては、鼻筋の凹凸にフィットさせるためにワイヤーが入っているので、わかりやすいかと思います。
    他にも折り目で上下を確認する方法があります。
    この時折り目は「下向き」になるように着けます。
    折り目が上向きになってしまうとその部分に菌やウイルスが溜まってしまうことがあるので注意しましょう。

  3. 装着する

    あとは、顔にフィットさせるだけです。
    顔にマスクを当ててプリーツ部分を伸ばして、鼻・口・顎まで覆います。
    ワイヤーがある場合には鼻筋にフィットさせ、ゴム紐で耳に固定します。

以上がマスクのつけ方になります。

簡単なようで、意外と見るべき点が多いですね!

うまくつけないとしっかりとした効果が出ないので気をつけましょう。

 

正しいマスクのはずし方

続いてはずし方になります。

  1. 正しくはずす
  2. 手を洗う

とまぁ明らかに1番の説明が雑ということもあるので、解説します!

  1. 正しくはずす

    耳にかけている紐の部分のみ触れるようにしてはずします。
    マスクには内側にも外側にも菌やウイルスが付着していますので、なるべく触れないように注意しましょう。

  2. 手を洗う

    マスクをはずしている際に触れてしまって手に菌やウイルスが付着している可能性があります。
    マスクを外した後も手を洗いましょう。 

 

よくある間違ったつけ方、注意点

最後に街角でよく見かけるマスクの付け方や注意点についてまとめます。

  1. 鼻マスク

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    図のように鼻水が出ている必要はありませんが、このように鼻がマスクから出ている状態のことです。
    鼻から菌やウイルスが出入りすることになるので、意味がなくなります。

  2. 顎マスク

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    もはや菌やウイルスの出入りを一切ブロックしてないですね。
    無意味です。

  3. 肘マスク

    やっているのは医療関係者だけかもしれませんが、マスクを肘につけている状態です。
    内側にも菌が付着しますし、逆に自分の服に菌が付着するので、するくらいなら一度マスクを捨てましょう。

  4. マスクは頻繁に触らない

    菌やウイルスが手に付着します。
    やめましょう。

  5. 取り替え頻度

    基本的にマスクは使い捨てになります。
    1日1〜2枚程度で使用しましょう。

 

いかがだったでしょうか?

意外と注意するべき点が多かったのではないでしょうか。

みなさんもうつらないように、そしてうつさないようにもしっかりとマスクを付けましょう。