病院薬剤師1年目が買うべき本
という事で、買うべき本の紹介となります。
「自己投資として、一月に何冊かは本を買って読みな。後々それが自分の給料として返ってくるから」と私は1年目の4月の段階で先輩から言われました。
それを律儀に守っています。
忙しい月と忙しくない月で差はありますが、私は大体月0〜3冊、多いときで1万円程度の本を購入しております。
薬や病気に関する本が多いですが、それ以外の本でもなんでも良いと思います。
まぁ職業上勉強しなければ使い物にならない分野にはいますので…
今回はそんな中から1年目の病院薬剤師といて購入するのをオススメする本をいくつか紹介致します。
ちなみに、私は中規模病院で総合診療の病院となります。
本を紹介する前に他職種が薬剤師に聞きたい事って何でしょうか?
例えば医師が聞きたいことに関しては、自分の診療科における詳しい薬の詳しい使い方ももちろんですが、多いのは他の診療科の薬や医師自体が困りやすい事になります。
そのため、全ての診療科で役に立つ抗菌薬や困ることが多い抗ガン剤や緩和ケアの勉強をしておくと頼られやすくなると私は感じております。
そのため、今回紹介する本はそこらへんの分野が多いです。
まずは、外科的内容の手術から!
手術も実は色々な診療科が関わってくるので勉強しておくべきでしょう。
外科がない病院にいる方は読み飛ばして大丈夫です。
手術前後で何を見なければいけないかがわかります。
とはいっても、ここら辺を確認せずに手術をするのは緊急性の高い患者さんだけなので、基本的に確認されている事が前提で入院してくる人が多いです。
なので、しっかりと記憶する必要はないかもしれませんが、手術前に何を見なければならないかがわかれば、手術後に注意して見るべき点がわかるので、一度読んでみるのをオススメします。
続いて感染症の分野から。
抗菌薬については自分が興味ある範囲だったので、いっぱい紹介したい本があります。
また、感染症に関しては感染症内科がない病院でも全ての診療科で関わってくる内容となるので、知識をつけていくとどこにいっても頼られます。
これを覚えるだけでも、頼られるようになりますが「わかる抗菌薬」をしっかりと理解した人は続いての「使いこなす抗菌薬」へ!
これは、実臨床での話が多くなります。
こちらまで覚えることで、臨床での応用の範囲が広がります。
さて、続いてガンの話
各診療科の癌に関してはガイドラインを買うのがオススメなので、様々なものが載っている本の紹介です。
続いて緩和ケアの本の紹介!
ということで、いくつか紹介しましたが、分野が偏っております。
偏りの理由に関してですが、医師から薬剤師に聞かれる事って、自分の専門分野外のことが多いです。
となると、感染症なんかは全ての診療科で関わってくる内容なのですが、興味のない医師が多いので、聞かれることが多いです。
また、聞かれるということは基本医師が困っていることになるので、癌、緩和ケアの質問は良く聞かれます。
まぁ私がここの分野を良く聞かれていたので、結構勉強した分野になります。
そのため、勧められる本がいっぱいあるという事でもあります。
病院によっても違うと思いますが、その分野を勉強したいという人にもオススメできる本となりますのでぜひ(^^)
最後に、論文を読む人にオススメの本の紹介となります。