11月購入2冊目! 最後が近い患者に何が出来るのか
11月に購入した2冊目の本になります!
今回は”緩和ケア”の本を購入しました。
ちなみに緩和ケアというのは↓↓
緩和ケアとは、重い病を抱える患者やその家族一人一人の身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケア
出典:特定非営利活動法人日本緩和医療学会 http://www.kanwacare.net/press/
私は主に癌患者さんに緩和ケア的介入をすることが多いです。
正直言って、難しいです…(>_<)
最後が近い人に対してどこまで介入することができるのか、どこまで苦痛を取り除くことができるのかということを考えながら患者さんとお話をしております。
介入している人が亡くなってしまう度に、”もっと色々なことができたのではないか”、”患者さんに対して行なったことは正しかったのか”と思ってしまいます。
どこまで介入したとしても後悔は残るのかもしれませんが、介入しなかった後悔は残したくないので、うまく患者さんから情報を引き出すためにこちらの本を購入しました。
緩和ケアで有名な余宮先生の本を購入しました。
余宮先生の本は読みやすくまとめられているので、どの本もオススメです。
今回は実際に患者さんに介入する上で、どのように聞くか、なぜ聞く必要があるのか、その結果返ってくる返事でどのようなことが想定できるか、などがまとめられております。
実際に、病気のことや薬のことをまとめた本は多いのですが、どのようにして聞くか、聞くことで何がわかるかなどをまとめた本は少ないので、嬉しい1冊でした。
また、痛みの話だけでなく、薬の副作用やその他癌患者で訴えが多いことなども取り上げられているため、この1冊をマスターすれば、ある程度の症例には対応できるようになると思います。
マスターするにはどれくらいかかるのかわかりませんが…(>_<)
欠点としては、病気のこと、薬のことについては深く書かれてはいないので、そちらは他の本で知識を補う必要があります。
また、知識をある程度入れてからでないと、本を読み進めるのが難しいかも知れません。
他の本などで知識をある程度インプットしてから、この本を読んでアウトプットの仕方を勉強するという流れが一番良いかと思います。
アウトプットができないとせっかくのインプットが無駄になるので、アウトプットの仕方をまとめられているだけで、相当な価値のある本かと思います。
ということで、11月購入の2冊目の紹介でした。