湿布薬! 光線過敏症には注意を!
今回は湿布薬の話となります。
捻挫や打ち身など、子供から大人まで使われやすい薬となります。
貼り薬としては様々な効果を持った薬がありますが、今回は痛み止めとして使われる湿布剤にのみ焦点を当ててまとめたいと思います。
湿布薬の種類
湿布にも色々とあるってご存知だったでしょうか?
- パップ剤
- テープ剤
と2つの種類があります。
特徴について簡単にまとめます。
パップ剤
水分を多く含み、ジェル状の軟膏が布やテープに塗りつけられたようなものとなります。
冷えピタのようなものの中に痛み止めとしての成分が入っていると想像してもらえるとなんとなくわかるかと思います。
水分が多く含まれるので肌に優しいのですが、分厚くなる為剥がれやすいといったデメリットがあります。
テープ剤
薄いシート状のものに薬が付着しており、肌色のものが多いです。
この為、貼っていて目立たなかったり、薄いので剥がれづらいのですが、肌が弱かったりすると痛みを感じる人がいます。
冷感温感とは?
湿布にはつけたところが冷たく感じるもの、温かく感じるものの2種類があります。
患部の状態によって使い分けられますが、実は感じるだけであって皮膚温度が急激に変わるものではありません。
冷感タイプ
冷たく感じるタイプは患部が熱を持っている時に使われるのが勧められます。
そのため、急性的な炎症に使われることが多いです。
熱を持っているのに対して冷たく感じるタイプのものを使ったら気持ちいいですよね。
冷感を高めるためにメンソールやカンフルといった成分が入っており、これが湿布特有の匂いを発するものとなっております。
温感タイプ
温かく感じるタイプはコリがあったり血行が悪い時などに使われるのが勧められます。
実は皮膚の温感を上げるためにトウガラシエキスなどが配合されます。
光線過敏症とは?
さて、タイトルにもありますが、光線過敏症ってご存知でしょうか?
湿布を張っているところに太陽などの強い光が当たる事によって、赤みや痒みが出たり、水ぶくれが出来たりします。
夏場なんか日差しが強いので出やすくなったりもします。
薬の成分によって出やすいもの、出にくいものもありますが、注意するにこした事はありません。
そして実は、出やすいものだと湿布を剥がした後でも出ることがあります!
成分としてケトプロフェンが含有されているものは注意が必要です。
といってもこれ以外の成分でも出ますし、この成分でも出ない人は全然出ません!
湿布を貼り終えた後も4週間ほどは強い光を当てないように気をつけましょう。
湿布の処方上限とは?
実は制限があるってご存知だったでしょうか?
2016年に湿布の枚数は1処方につき70枚を超えて処方する場合にはしっかりとした理由を明記する必要があるとされました。
なので、特段理由がなければ70枚までの処方となります。
なんで(´・ω・`)?
と思われる方もいるかと思います。
余分に処方しておいてもらおうという事でいっぱいもらう人が増えたことが問題で、医療費が増加しているので、下げるため行われたとされております。
という事で、湿布薬についてまとめてみました!
副作用が少ない事は確かなのですが、ないわけではないので、使用する際にはやはり注意が必要となります。
くれぐれも自分が処方してもらった湿布薬を他の人にあげる等はやめていただければと思います。