"薬包紙の折り方"
昨日、私が所属している病院の薬局内にある粉薬を分包する機械が壊れました…
…大事件です((((;゚Д゚)))))))
いや、大事件なんですよ。
この大変さをわかってもらえる人はごく僅かだと思いますが、事件なのです…
例えは悪いかもしれませんが、"昨日まで使えていたExcelが使えなくなりました"とだけ聞くといくらか大変だって思ってもらえますかね?
まぁ文明の力である機械やらソフトやらが壊れると焦りますよね。
動きはするのです。
そのため、ぱっと見どこが壊れているかわかりません。
これがその壊れた分包機で分包した袋になります↓↓
どこがおかしいかわかりますか?
おかしいところがわかる方は薬剤師かもしれません(´▽`)
実はこの袋、横がしまっておりません!
そのため、粉を入れるとこうなります↓↓
ガバガバ!
1回あたりの粉の量も変わってきますし、本来1包ずつに分けるための入れ込みから粉が出てきますし、なんだったら両横端が止まってないのでもう…
幸い粉薬の処方が少ない病院ではあるので大丈夫でしたが、薬剤師になってからの日勤の中で一番最悪の日だったのではないかと思います…
今回は旧型の分包機が動いたので、そちらでなんとか対処しました。
まぁこの旧型もだいぶ問題で…
埃などの異物は入りやすい、文字の印字がない、うるさい、遅い…
今のやつがどれだけ良いのかが身に染みてわかりました…
今日壊れていた分包機が直ったのですが、まぁ便利!
この時代に生まれて良かったと思いました。
…ちょっと言い過ぎかな?
ただ、ふと思ったのですが、
「これ、旧型も壊れたらどうしよう…終わるな…」
この状況に陥ったらもうこれは文明の力に一切頼れません。
そうなると、薬学部時代に習った薬包紙の折り方をやるしかありません!
「あれ、折り方…」
と思いましたが、奇跡的に覚えてました!
大学時代に真面目にやってて良かった。
まぁ今後いつ忘れるかわからないので、こちらにまとめておこうと思います。
ちなみに、今日先輩方に薬包紙の折り方を聞いてみたら、忘れてる人がチラホラ…
まとめましょう!
まず薬包紙を用意します。
真ん中に粉薬を入れて三角に折ります。
この時、少しずらします。
なぜずらすかも習った覚えがありますが、それは忘れました。
左右1/3くらいで折ります。
左右先に折った方を90度くらいに折り、底辺と平行にします。
残った方も折り曲げ、先ほど作った平行の辺と垂直を作ります。
最後に平行の線からはみ出た分を中に折り曲げて終了になります。
文章にすると難しいな…
まぁ今回は写真を撮っておいたのでOKです。
ちなみに、薬包紙はツルツルの面とザラザラの面がありますが、薬が触れる面がツルツル、手で触れる面がザラザラになるように折ります。
飲むときに薬が簡単に出てくるようにですね!
私が子供の時でも薬包紙で包まれて粉薬が出てきたことはなかったので、だいぶ昔に使われていた方法になります。
ちなみに、一度お金を貸したときに普通の紙をこの折り方して返されてことがあります。
しっかりと包めれば開かない限り中身が落ちることが少ないので、薬剤師じゃないかたも覚えてみるのはありかもしれません。