11月購入3冊目! がん治療の最先端!
11月に購入した本の3冊目!
5年前くらいに臨床の現場に出始めた免疫チェックポイント阻害薬についてまとめられた本になります。
”免疫チェックポイント阻害薬”というのは、今までの抗がん剤とは違っています。
今までの抗がん剤が、がん細胞など分化の早い細胞を攻撃したり、がん細胞特有の分子を攻撃するのに対し、免疫チェックポイント阻害薬は身体の中の免疫力を高める事でがん細胞を攻撃するような薬となります。
簡単にいうと、直接攻撃するか、間接的に攻撃するかになりますかね?
これらの薬が出てくる事で、また医療が進歩したとされています。
問題点は今までの薬と作用が変わる分、副作用も変わります!
抗がん剤といって想像されるような吐き気や脱毛などの副作用はほとんど起こりませんが、大腸炎や心筋炎、件数は少ないのですが1型糖尿病などがあります。
間質性肺炎といった両方に起こるような副作用もあります。
私の所属する病院でも免疫チェックポイント阻害薬で治療をしている患者さんが多く、今もなお使えるがん種が増えていっているので購入いたしました。
埼玉医科大学国際医療センターで取り組まれている内容を中心に、今までの臨床試験の内容のまとめ、副作用のまとめなど、多岐にわたって書かれています。
免疫チェックポイント阻害薬をまとめている本もまだ少ないので、良い1冊だと思います。
そして、実は11月に購入した本がもう1冊あるのですが、今月中に読み終わることはないです…(>_<)
こりゃやってしまった…
今月から来月に持ち越しますが、読みたいと思います。